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■ショパン三世流独学のやり方

世界広しといえど…
完全なる独学でラ・カンパネラを習得したのは私ぐらいであろう!(⇒言いきったよこの人
そして恐らく、今このページを読んでるピアノ弾きたちの中に完全なる独学の人はいまい。
だが、もし貴方が独学をはじめるのであれば、これが最大のアドヴァイスになればよい。





私にとっての「独学」とは何か?






どうやってピアノを覚えたのか?

バイエルも知らなかった…
ツェルニーを知らなかった…
ハノンも知らなかった…

でわ、ショパン三世という人間はまず最初、何をやったのか??

光るナビ付き電子ピアノ様です(;´д`)ノ"


└→CTK-560L KEY LIGHITING SYSTEM

基本はやっぱり暗記することでした。
なにを暗記するのかというと、【 鍵盤の光る順番 】です。
私がピアノを最初に弾いた時、【 楽譜 】は使いませんでした。

このキーボードは100曲の旋律が収録されており、
右手左手、片方ずつの鍵盤を光らせることが出来ます。
ちなみに70曲目から100曲目までの計30曲が両手で弾く曲でした。

右手パートを私が弾くと、左手パートはキーボードが自動で鳴らしてくれます。
左手パートを私が弾くと、右手パートはキーボードが自動で鳴らしてくれます。
左右片手ずつ練習して暗記したら、今度は記憶をたよりに両手をゆっくりとあわせていくのです。
この時、何を暗記しているのかというと、鍵盤の光ったところの形(=絵)です。
ド・レ・ミなどの音名を記憶したわけじゃないのです。

ピアノは、左手は伴奏&右手は旋律を担当しますが、旋律はあたまの中で歌っているため
それに従ってなんとなく動かせばよいので、右手はほとんど見ず、
左手だけを集中して見て弾く、という感じです。

ショパン三世の「両手で弾いた初めての曲」はビートルズの《レットイットビー(※70番)》です。
もちろん、楽譜なんて見ませんでした(;´д`)ノ"

次に覚えたのは、モーツァルトの《トルコマーチ(※98番)》です。
キーボードに入っていたのは簡単なアレンジのものですが、
当時の私にとっては非常に難しい曲でした(==;)
普通の人間なら、《エリーゼのために》を弾くのだろうけど、
わたくしゃぁどーしてもコレを弾きたかったんです。
昔、小さい頃に見たピアノ系ドラマ「少女になにが起ったか」で、
ヒロインの小泉今日子が弾いていたこの《トルコマーチ》が大好きだったからです。



現在の基本的な練習方法は?

    弾きまくる!!!
    コレほんと大事(;´д`)ノ"

    弾きたい曲をみつけたらまず暗譜を目指します。
    クラシックのように、ひとつの曲の完成にばかりこだわっているようではダメです。
    1年間に数曲しか覚えないなんてもったいないです。
    人生…時間は限られているんです(;´д`)ノ"人は生きているうちに、何曲弾けると思いますか?
    たくさんの旋律を楽譜無しに、瞬時に指で奏でられる方がすばらしいと思いませんか?
    あらゆる旋律をまず指に覚えさせてから、生きている間にそれらの完成度をあげてゆけばよいのです。

    ジャンルを問わず楽譜を片っ端から読みまくっていると、
    数年後には楽譜がスラスラと読めるようになります。

    ツェルニーやバイエルばかり弾いていちゃ、やる気がそがれるのは当然。
    初見や譜読みが苦手な人は、好きな曲を手当たり次第に弾きまくるのです( ̄□ ̄;)!!

    楽譜を初めて読んだのは、坂本龍一の【energy flow】か、
    天空の城ラピュタの【空から降ってきた少女】だったかと思います。
    このときからすでに、やはり“暗記=暗譜”は基本でした。
    ちなみに【シータの決意】は今でも指が覚えていて、たまに弾いています。

    現在はこれらのような簡単な楽譜は初見でスラスラいけますが、
    難しい曲は暗譜しなければ弾けません。
    …っていうかむしろ、初見でいけるような簡単な曲は暗譜できません(;´д`)ノ"
    ショパンのノク20番とか今でも暗譜できないので、楽譜を開くしかないです。
    これは、ページをめくるたびに手が止まり、非常にめんどいことです。


ショパン三世が好きな曲と出会ってから暗譜するまでの
いち例を以下・フローチャート式でご覧下さい(;´д`)ノ"


初めてその曲を聴く

惚れる!

発作が起きる!
            └→このように(*´Д`*)ハァハァ

楽譜を求める!

店内全力疾走!

ゲット!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

店を出る!

袋を破る!

家まで走…っていうかもう、、、飛ぶ!

移動中もすでに譜読み開始!

玄関の扉を蹴破る!

ピアノのイスに飛び乗る!

ピアノのフタを吹き飛ばす!

楽譜を開く!

弾く!!!!

とにかく弾く!

自分に酔う!

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(*´Д`*)゚ハァハァ・*:.。. .。.:*・゜゚・*

―暗譜終了―





ピアノ中心の一日の過ごし方をするには?

私はピアノをやり始めた大学の頃、ピアノが好きで好きでしょうがなく、
毎日だいたい最低でも8時間ぐらい弾いていました。
どうやっていたのかというと、授業をさぼるか、
朝6時から大学の練習室に行くか、
大学の閉まる夜10時まで弾くの3つの方法の組み合わせでした。
勘違いの無いように言っておきますが、わたくしショパン三世は音大生ではありません。
理工学部の学生であり、ピアノ練習室は教育学部のやつでした。

一日の1/3もの時間をピアノのために使う…、、、
しかしこんなのは、自由な時間の多い大学生や、なーんもやってないニート
家事以外にやることのない主婦たちにのみ許された特権であり、
日中に働いている人間にはやはり無理な話です。
しかし本当に弾きたければ、どうにかして無理やりでも時間を作って弾くはずです。
「ピアノを弾く時間が無い」と言う人がいますが、本当に無いんでしょうか?

…、、、いいえ、あります。

8時間はさすがに無理かもしれませんが、
私はピアノを弾くための“時間の隙”を見つけました。

“仕事の後は疲れて弾けない”なら、“仕事で疲れる前に弾けばよい”のです。

仕事が朝9時からの人は、朝5時ぐらいに起きれば1〜3時間は弾けます。
そして仕事が終わって夕方6時ぐらいに帰ってきたら、あとは普通に好きな時間に好きなだけ弾くだけです。
私の場合、この方法で現在、毎日最低でも3時間はピアノに触れることができています。
サイトの更新(旋律の果て月の館)は、ピアノのすぐ横にパソコンを置いて、弾きながらやっています。

非常に遅くピアノをやり始めたとはいえ、おかげでたぶん
小さい頃から習ってる人と同じぐらいの時間をすでに弾いたと思います。
遊び盛りの子供が1日のうちにピアノにどれだけ触っていられるでしょうか?
2時間…いや、一時間が限度でしょう。一年は365日。10年間これを続けたとすると、

1時間×365日×10年=10×365。  2時間弾いた子供でも20×365。

私は今ピアノ歴が一秒たりともブランクの無い8年目(7年経過)です。
大学時代の4年間、ピアノの前に座ると毎日ほとんど“トランス状態※注・1”で、
休憩無しのぶっ通し8時間弾いていたので、

(8時間×365日×4年)+(3時間×365日×3年)=41×365!!!

単純に計算しても“通常の人”の2倍〜4倍はピアノを弾いていることになります。
幼少時に習った子達のピアノの成長率には敵わないとはいえ、充分に通用するはずです。
私のラ・カンパネラは、こんな努力の末に成り立っているのです。

※注・1:【トランス状態】⇒無意識のままの暴走



独学を続けるにはどうすればよいのか?


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