■ショパンワルツ第6番は『小犬』であって、『子犬』ではない。



ショパンのワルツ第6番は通称『小犬のワルツ』ですが、
よく『子犬のワルツ』と書く人もいるようです。

これは間違ってます。

“小犬”は「小型の犬」のことで、“子犬”は「生まれたての犬」のことなので、
全然意味が違います。たとえ生まれた時にどんなに大きくても、「子犬」です。
“大きな人”と“大人(おとな)”が違うのと同じです。

ショパンは恋人ジョルジュ・サンド(本名:オーロール・デュパン)の飼い犬『マルキ』が、
自らの尻尾を追ってクルクルまわるのを見てこのワルツの曲想が浮かんだと言うのは有名な話ですが、 サンドのその犬は、「子犬」ではなく、「小犬」なので (なぜなら、生まれたての犬はそんなにすばやく動けるはずがない) 『小犬のワルツ』がやはり正解と言えます。国によってはこのワルツ第6番は
"あっという間で終わってしまうワルツ"の意味で…

“minute waltz”(一瞬のワルツ)

とも呼ばれているそうです。

ちなみに、
猫好きなクラシックファンが、この『小犬のワルツ』に対抗して、
ショパンワルツ第4番を無理やり『小猫のワルツ』としました。

ついでに、≪仔犬のワルツ≫は、安倍なつみがヒロインのピアノドラマです(笑) 「仔」と「子」は同じ意味です。ショパンの小犬のワルツと間違わないように子⇒仔を使ったのだと思われます。 あ、ワルツという名の子犬が登場するからかもしれないです…( ̄▽ ̄)ゞいや、 待てよ…ワルツは子犬(生まれたて)じゃないですな…小犬ですねぇ…ぬぅ…もはやその辺はわかりません。 っていうか、もう…

どーでもいーですよね(;´д`)ノ



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