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■α波を引き出す 《1/f の ゆらぎ》 について
みなさんは1/fのゆらぎって聞いたことありますでしょうか?
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ゆらぎ―Wikipdeia
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ゆらぎ研究所
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1/fゆらぎ―株式会社日本メディックス
海に横たわって、さざなみを見つめていたりしたくなりませんか?
川のせせらぎを目を閉じて聴いていると、ずっとそこに居たくなりませんか?
ローソクの炎を、ただぼ〜っと見つめていたりしたくなりませんか?
山に行くと木々のこすれる音、鳥の鳴き声などを、心地よいと感じませんか?
これは、自然が《1/fのゆらぎ》をもっているからです。
これは癒しのリズムといわれ、その1/fゆらぎを感じることにより、脳が安らいで、落ち着くのです。
そして「安らぐ」というのは脳がα波を出している状態で、
いわゆる癒されている状態のことです。
海の波はいつも一定ではなく、強かったり弱かったりします。
炎はずぅっとひとつの形にとどまることなく、たえず動いて形を変えます。
鳥達は、テンポよく、規則正しい周期では鳴きません。
自然界にある「音」や「動き」は、同じ間隔や同じ周期ではないのです。
これが、まさにゆらぎです。
そもそも「音」というのは波(なみ)であり、波というのは「周波数」を持っています。
例えば"ラ"の音は1秒間に約440回も空気を振動させています。
これを物理の世界では440Hz(ヘルツ)と表します。
っていうか、ぶっちゃけ人間が勝手に「440Hzの音をラとします」ってやってるだけです。
ちなみに振動数が小さくなるほど低い音、大きくなるほど高い音です。
←低い音 高い音→
220Hz<440Hz<880Hz
振動数は英語でfrequency(フレクエンスィー)と書き、
頭文字をとってfと表されます。
質量はmass(マス)なので頭文字のmだし、
加速度はacceleration(アクセレレーション)なのでaです。
でも、F=Maの公式のFは力を意味するForce(フォース)の頭文字であり、
振動数のfとは違いま…はっ!イカン!!!
話がズレ過ぎた!( ̄□ ̄;)!!
っていうか、学校の先生はなんでこんな風に分かりやすく、
覚えやすく教えてくれなかったんでしょうか…(  ̄― ̄)⇒遠い目
さて、
アコースティックギターの弦は4本ありますが、
細い弦の振動は振れる幅が小さくて、
しかも振動する回数が多いので視覚的にとらえるのが難しいので、
一番太い弦をちょっと開放弦で弾いてみてください。
そして、横からその弦がぶるぶる振るえているのを見てみてください。
太いほど振動しにくいので、振動がゆっくりになり、
1秒間に振動する回数が減る=振動数が小さくなる
つまり、低い音が出るというしくみになっております。
もうひとつ例を…
「たけしの万物創世記」という番組で、
宇多田ヒカルの声は1/fのゆらぎを持っている!
という話がありましたが、見た人いますでしょうか?
わたくしはこの放送を確かビデオに撮ったはずなのですが、
何のビデオに撮ったか、どこに行ったのか忘れてしまいました( ̄▽ ̄)ゞ
さて、では宇多田ヒカルの…
たとえば「First Love」を聴いてみてください。
「ゆらぎ」を感じました?
言葉の意味は分からなくても、耳のイイ人ならすぐに
声が不規則に強くなったり弱くなったりしているのに気付くはずです。
彼女の「ゆらぎ」を直感的ではなく直接的に頭で聴き取るコツは
「歌のうまさ」、「歌詞」、「ハスキーな声」などに注目して聴くのではなく、
彼女のその「声の揺れ具合」を聴くのを意識してみると良いです。
なんかこう、ゆらいでますでしょ?あれが「1/fのゆらぎ」です。
ちなみに彼女の「First Love」の場合、彼女の声もゆらいでいますが、
その曲自体も、ゆらぎを持ったリズムの作りになってます。
〜以下サビの1部分〜
強 弱 強 弱 弱 弱 強 弱強 弱弱
タンタンタンタンタンタン タータタータターン…
〜うーん、分かるかなぁ…〜
宇多田ヒカルのたとえじゃ分からん、という人のために、
小泉総理大臣で例えてみましょう(;´д`)ノ"
実は、彼の声も1/fのゆらぎを持っております。
なんかこう、あったかいような、包むような声だと思いませんか?
いや、彼の政策が嫌いだとか、顔が好きじゃないとかは今は関係ありません(笑)
気付いた人も多いと思いますが、彼は、声にゆらぎを持っているだけじゃなく、
さらにしゃべり方自体が、独特のゆらぎを持っています。
言い方が、遅くなったり、早くなったりしますよね?
しかも、規則正しい周期では話していませんよね?
こうゆう状態を「1/fのゆらぎを持ってる」というのです。
ちなみに森本レオ、美空ひばりも1/fのゆらぎをもっています。
まさに癒し系ですね、彼ら(;´д`)ノ"
高いカリスマ性をもって人々をひきつける人たちの中には、
この1/fのゆらぎの声を持つ人も多いらしいです。
ある量について、一定の平均からズレることである。
おおげさに言うと、歩いている100人に、
なんでもよいのでyesかnoかのアンケートをとったとして、
yes⇒98人、no⇒2人という結果が出たと仮定すると、
この"2人"は、"ゆらぎ"である(;´д`)ノ"え?この例ダメ?(笑)
ひとことで言ってしまえば、「ゆらぎ」とはカオスのことである。
カオスというのは混沌(こんとん)を意味するが、
混沌ってなに?っていう人もいると思います。
混沌とは、わかりやすくいうと「予測できない意外性」のことです。
ジュラシックパークUで、数学の学者〜が、〜の手に水を一滴垂らし、言いました。
聖書の中では、ある日、神様が「光あれ」つって、
次の瞬間にこの世界が誕生したといいますが、
んなワケないです(;´д`)ノ"
すべてはカオスから生まれ、カオスが無ければ突然変異もなく、
ゆえに進化もなく、そもそもこの広い宇宙さえ、生まれなかったのです。
カオス教というのが真女神転生に出てきますが、宗教にするまでもなく、
カオスという名前は、科学的な現象として存在するのです。
ちなみに漫画「マダラ」にもカオスとうい名前の人物が出てきますし、
アニメ「GS美神」にもドクター・カオスが出てきます(笑)
宇宙が生まれる前、そこにはエネルギーの“ゆらぎ(混沌=カオス)”がありました。
ふとした拍子に、突然爆発し、0.0000…01秒後には、
ものすんごくでっかい、この宇宙が誕生したわけです。
カオス(ゆらぎ)無しには、宇宙の誕生も星の進化もありません。
あらゆるものは、予測不能の偶然の出来事(ゆらぎ)により変貌をとげるのです。
物理の世界では、このときの爆発をビックバンというのですが、
ベジータの必殺技《ビックバンアタック》とは、
比べ物にならないほどの爆発です(;´д`)ノ"
おっと、専門的な…っていうか音楽に関係ないマニアックな話は、
これぐらいにしておきましょうか(笑)
今日の講義はここまで!