≪パガニーニによる超絶技巧練習曲集が載っている楽譜≫

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ツキノヤカタの常連さんはすでにご存知だと思うが、 日本には「パガニーニによる大練習曲集」はあっても、 「パガニーニによる超絶技巧練習曲集」の楽譜は売っていない(;´д`)ノ" 手に入れたければ、店に注文して海外から楽譜を取り寄せてもらうしかない。 だが、もちろん¥と$の関係により、値段が毎日違う。 よって、値段が確定している通販(Amazonなど)で取り寄せるのが妥当であろう。 ちなみにアマゾンならドーバーのこの楽譜が1500円前後で買えるが、 私が楽譜店で注文して購入したら2600円であった(涙


 ■作曲者/Frantz Liszt リスト
 ■編曲者/Ferruccio Busoni ブゾーニ
 ■出版社/Dover ドーバー


↓楽譜のタイトル↓
COMPLETE ETUDES FOR SOLO PIANO SeriesU:Including the Paganini Etudes and Concert Etudes

↓読み方↓
コンプレート・エチューズ・フォー・ソロ・ピアノ・シリーズ・ツー:インクルーディング・ザ・パガニーニ・エチューズ・アンド・コンサート・エチューズ

↓意味↓
ソロピアノのための完璧なる練習曲 シリーズ2 【〜「パガニーニ・エチュード」と「演奏会用練習曲」を含む〜】


↓この楽譜に収録されている曲↓
■Grande Fantaisie de Bravoure sur La Clochette de Paganini(=Large Bravura Fantasy on Paganini's“La Campanella”)
■Etudes d'Execution Transcendante d'apres Paganini(=Etudes for Transcendental Technique after Paganini)
■Grandes Etudes de Paganini(=Paganini Etudes)
■Morceau de Salon:Etude de Perfectionnement(=Salon Piece:Finishing Etude)
■Ab Irato:Grande Etude de Perfectionnement(=Ab Irato:Large Finishing Etude)
■Trois Etudes de Concert(=Three Concert Etudes)
■Two Concert Etudes

 ↓↓↓↓訳すとこうなる↓↓↓↓

■ラカンパネラの主題による華麗なる大幻想曲op.2
■パガニーニによる超絶技巧練習曲集(パガニーニ・エチュード初版/全6曲)
■パガニーニによる大練習曲集(パガニーニ・エチュード改訂版/全6曲)
■技巧完成練習曲 ホ短調「サロン用小品」
■技巧完成大練習曲 ホ短調「怒りを込めて」
■3つの演奏会用練習曲
 ・第1番「悲しみ」 変イ長調
 ・第2番「軽やかさ」 ヘ短調
 ・第3番「ため息」 変ニ長調
■2つの演奏会用練習曲
 ・第1番「小人の踊り」 嬰ヘ短調
 ・第2番「森のざわめき」 変ニ長調

※ちなみに編曲者⇒ブゾーニとなっているが、残念ながらこの楽譜には
ジョン・オグドン、ゲーザ・アンダ、アベイ・シモンなどが弾いたリスト=ブゾーニのラカンパネラは入っていない。


↓↓↓コレ↓↓↓
ブゾーニ版ラ・カンパネラ [※MIDI]
└→MIDI製作者/ショパン三世

←それがほしい人はこちら

これにはパガニーニによる大練習曲の6曲が入っている。 そして最後のページにブゾーニ編曲版のラカンパネラが入っている。

もちろん「ブゾーニ編曲のラカンパネラ」といっても、 「パガニーニによる超絶技巧練習曲のラカンパネラ」ではなく、 あくまで、「パガニーニによる大練習曲の方のラカンパネラ」を 「彼(=ブゾーニ)の感性で編曲したもの」である。

なお、
悪名高い(?)全音出版社なので、楽譜のミスが目立つ。 指番号が書いてあって一見、とても親切だが、 音符はほとんど間違っている!! 絶対にこの楽譜の音符をそのまま鵜呑みにしてはいけない。 あきらかにおかしい所はきちんと自分で書き込まなければならない上級者専用の楽譜。 一般の人は、【 ブゾーニ編曲版のラカンパネラ 】だけを目的で購入すべき。 パガニーニによる大練習曲は当てにしてはいけない(;´д`)ノ"